2009年07月21日

タイマーの話

タイマーの話


 タイマーがなくても水槽管理は出来ます。しかし、適切な照明点灯時間の管理、それに伴ったCO2添加や、消灯時のエアレーション実施など、人間がやるべきことを代わりにやってくれるのがタイマーです。
 そうしたオンオフを指定して繰り返し実行してくれるタイマーのほかにも、給餌タイマーなるものもあります。旅行などでしばらくの間留守するときなどには便利なものですね。
 それでは、そうしたタイマー各種を紹介して行きましょう。

1.24時間単機能オンオフタイマー



【200台限定】《お一人様3点限り》AT120 オートマチックタイマー
 一番一般的なタイマーです。照明のオンオフを担ってくれます。もちろん、その程度のことは人間でも出来るわけですが、仕事で帰りが遅くなったり、付き合いの飲み会に参加して帰宅が遅くなり、そのまま寝てしまったりすると、あっという間に水槽はコケだらけになったりします。そんな時、このタイマーを利用していれば安心ですね。
 例えば上の写真のタイマーは、15分刻みで一日に94回もオンオフの設定が出来ます。これの意味するところは水槽管理上はそれほどないのですが、我が家での使い方は次のような感じです。

1.朝6時オン
2.朝10時オフ
3.夕方5時オン
4.夕方9時オフ

 このように、1日8時間の照明点灯で水草育成に必要な照明時間を確保しつつ、朝夕の餌やり時には照明が点灯しているという具合です。
 本来は、こうした照明点灯は魚にストレスを与えるのでお勧めではありません。真似るのは自由ですが、決してお勧めはしません。
 我が家では飼育者の都合でこのようにしているだけです。
 ちなみにこちらが我が家で使っているタイマーです。

【200台限定】《お一人様3点限り》24時間プログラムタイマー PT24
 安さ命です(笑)
 デメリットとしては誤差が大きいこと。几帳面な人にはきっと不愉快だろう、と言うぐらいずれます。1日最大15分です。しかし、半年使っても昼夜が逆転するほどずれることはないですし、進んだり遅れたりでバランスをとってずれるようなので(?)年中セットしなおすと言う必要はありません。ただ、少し大きいのでセットの仕方に工夫が要ります。
 時間のずれが気になる方は、デジタルタイプの商品を購入した方が良いです。例えばこんなのとか。

リーベックス - デジタルプログラムタイマー

2.多機能型タイマー



【送料無料】でこの価格 ニッソープログラムタイマーNT-301
 正直言って、お金に余裕があるならこうしたタイマーを利用した方が良いでしょう。2系統を同時にプログラミングできるので、例えば照明点灯時はCO2の電磁弁も開き、消灯後はエアレーションを行うなどできるわけです。安いタイマー二つだと、時間に大きなずれが生じる可能性があるのですが、これならそうした心配も要りません。もちろん、単機能でも正確に繰り返しをしてくれるので、そうしたストレスもないでしょう。

3.オートフィーダー



エーハイム オートフィーダー
 オートフィーダーは前にあげた二つのタイマーと違い、単純に給餌をするというだけのものです。出張がちで留守が多い家などにはかなり向いている商品だと言えるでしょう。
 オートフィーダーにも数種類あって、安いものから高いものまであります。どんな商品でもそうですが、値段の高いものほど高品質で性能に優れています。
 上に写真を載せたエーハイムのものは高いですが、それなりの価値があります。
 まず第一に、餌が湿気るのを防ぐためのファンが内蔵されています。そして給餌量を(他の製品より)きめ細やかに設定できます。それでももちろん限界はありますが・・・。
 まあ、きめられた時間に餌をあげるという行為だけなら、次のような商品でもけっこう条件を満たしています。

毎日の食事時間を2回まで自由に設定できる! ニッソー - ニッソーオートフィーダー

 テトラ オートフィーダー AF3(保証印)
 ただ、これらの商品は少し長めの日程だと、入れている餌が腐ったりかびたりする場合も有りますからご注意ください。
 もっとも、たいがいの魚は一週間ぐらい何も食べなくても生きていけますし、餌を与えすぎることによる水質悪化のほうが怖いのも事実です。稚魚は一週間も持ちませんが、稚魚用のフードを与えるのは難しいと思います。まあ、不可能でもありませんが。
 と言うことで、我が家にはフードタイマーはありません。仮にあったとしても、10本以上の水槽に設置するとなると大変な出費です(^^ゞ
 少数の大型水槽を維持していて、出張など旅行の多い方には必需品なのかもしれませんね。
タグ:飼育器具
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2009年06月17日

水温計の話

水温計の話


 こちらも水槽管理には欠かせない器具ですね。基本的にはアルコール系の水温計か、デジタルの水温計になると思います。どちらがいいかは好みですね(^^ゞ

1.アルコール系水温計



 きっちり計れる水温計
 一番一般的な水温計です。こうした水温計でも色々なデザインや機能があるものなのです。
 例えば上の写真の水温計は小型のダブルキスゴムで水槽面に止めるものです。我が家にも有ります^^
 これの良いところは見やすいところです。まあ、それは好みかもしれませんが・・・。あと、この水温計は水に浮くため、キスゴムが外れても水槽の底に転がったりしないと言うのも利点ですね。ただ、全体が常に浮こうとしているので、キスゴムが外れやすいような気がしなくも無いです。

水槽の水温を正しく表示してくれるニッソー鑑賞魚用水温計L
 こちらの商品は、水温計の一番下の部分におもりが入っているため、キスゴムが外れても自立して浮いています。もともと垂直に立とうとしているので設置時に曲がって貼ってしまう事が少ないと言うメリットもあります。

 あまりお勧めできないのが小型水槽用として売られている小さなものです。これらはキスゴムが外れると水槽の底に沈んでしまいます。また、小さくて水温が読みにくいです。
 例えばこんなものです。隔離用のプラケなどに使うには十分だと思います。

 《お一人様5点限り》クリスタル水温計 SS
 まあ、安いですし、小さくてボトルアクアリウムなんかにも使える分、存在意義は高いと思います。


2.デジタル水温計(水中タイプ)



 《お一人様5点限り》ミニミニ デジタル水温計
 実は私が最初に買ったタイプの水温計がこれでした。まあ、ちょっとおしゃれな感じは悪くないのですが、これの最大の欠点は水がしみ込む事です。
 もちろんシーリングはされているのですが、ある程度の期間使用していると、どうしても中に水が入ってきます。で、簡単に壊れます(^^ゞ
 デジタル水温計は見やすくて良いのですが、水中タイプは避けたほうが良いでしょう。
 ただし、最近では水中型のソーラー水温計なんかが出来ています。こちらは水槽照明で表示されるので電池交換はもちろん不要です。逆に言うと暗いときは見えません(^^ゞ

電池交換不要!GEX - AQUTE 水中型ソーラー水温計 SAT-LX200


3.デジタル水温計(外部設置式)



気温記録機能付!マルチ水温計(保証印)
 せっかくデジタルなので、室温と水温の表示や、その日の水温の寒暖差なども見られた方が良いでしょう。この商品なんかは低価格で高機能の代表選手ですね。ただし、安いだけに多少の誤差が出ることもあるようです。

水温と室温をダブル計測!デジタル水温計 FD―25
 こんな商品もありますね。メーカーの好みの問題かもしれません(^^ゞ


 結論として、
1.安定した品質の提供、壊れにくさ、安さで選ぶならアルコール系の水温計。
2.水温の見易さ、高機能ならデジタル水温計。

どちらを使うかはお好み次第ですが、マルチタイプの水温計も1台ぐらいあったほうが使い勝手が良いかもしれませんね^^
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2009年06月04日

濾材(ろ材)の話

濾材(ろ材)の話


 水槽管理には欠かせないと言って良いフィルターですが、フィルター器具(入れ物として)単体ではただ水を動かすだけのもので、濾過能力はありません。フィルターの能力を引き出すのは濾材と言っても過言ではありません。様々な種類がある濾材ですが、代表的なものを紹介してみましょう。

1.ウール系濾材



 ASD 切り売りウールマット 1m
 一番一般的な濾材ろ言っても良いでしょう。外部フィルターでも上部フィルターでも、外掛けフィルターの純正濾材にも使われています。底面フィルターにウールマットを乗せて、その上に砂を敷いて使用する場合もあります。
 メリットとしては、安価なこと、物理濾過能力が高いこと、立ち上がりの早さが上げられると思います。
 一方デメリットは、目詰まりのしやすさに尽きると思います。バクテリアの住処、つまり生物濾過用濾材としては、それほど優秀でもないです。

2.多孔質系濾材



シポラックス 1リットル
 多孔質の濾材は、簡単に言うと素焼きの焼き物のようなものです。リング型の濾材が多いですが、エーハイムのサブストラットプロのようなボール型の濾材もあります。

 EHEIMサブストラットプロ レギュラー 1リットル
 ちなみにリング型素材はその形状から、フィルターに流れてきた水流を拡散して止水域を作らないようにする効果もあります。ボール型の濾材は大きさを水の流れの順から大・中・小とすることで物理濾過と生物濾過の効率をあげることが出来ます。
 この濾材のメリットは、抜群の生物濾過能力です。
 デメリットは、強いてあげるなら価格が少し高いことでしょう。この濾材を敢えて物理濾過として使用する人はまずいないでしょうが、組み合わせによってはそれなりの濾過能力も発揮します。
 ちなみに、上のほうの写真はセラのシポラックスという製品です。生物濾過能力の高さには定評があるのですが、水槽に馴染むまでの間、水質を少しアルカリ寄りに変えてしまうことがあるようですから、使用する際は十分にお気をつけ下さい。

3.スポンジ系濾材



 ASD ウレタンサイコロ(15mm角)ろ材 黒1リットル
 濾材としてのスポンジ(ウレタン)は、安価で立ち上がりも早くなかなかのものです。良く行われるのは、より安価な洗車用のスポンジを切り刻んで濾材として使用することです。この場合は気をつけることがあります。ワックスつきのものがだめなのは言うまでもありませんが、抗菌と書かれているようなものも絶対ダメです。抗菌のスポンジを使用すると、確実にエビは死にます。魚も間違いなく弱ります。せっかく育てたバクテリアも死んでしまい、水槽はほぼ崩壊状態になります。もし自作でスポンジを使う場合はそうした点に良く注意してください。不安な人は濾材として発売されているスポンジを使用しましょう。
 スポンジのメリットは、安価であること、物理濾過、生物濾過ともにかなりの能力があることです。そしてバクテリアの繁殖が早く、水槽の立ち上げが短時間で出来ます。
 デメリットももちろんあります。寿命が短いことです。また、目詰まりもおこしやすく、頻繁な清掃が必要になります。
 スポンジフィルターが良い例でしょう。稚魚などの吸い込みを防止する目的で、ストレーナーにスポンジをつけますが、あれにももちろん濾材としての効き目があります。

4.吸着系濾材



 キョーリン 高性能活性炭 ブラックホール
 吸着系濾材の代表選手はもちろん活性炭です。普通の木炭や竹炭でも効果が得られます。
 活性炭などのメリットは、その吸着力の強さで水の汚れや臭いを取り除いてくれることです。値段も比較的安いです。
 デメリットは寿命が短いこと、そして寿命を超えて使用すると、今度は吸着した汚れなどを撒き散らしてしまうことがあることです。それと、活性炭は水質を若干アルカリ寄りにしてしまいます。
 ちなみに、麦飯石の濾材も吸着系の仲間です。麦飯石を使用すると、pHはややアルカリ寄りに、硬度も少し上がりますのでご注意ください。

5.メーカー純正系濾材



 テトラ 《お一人様3点限り》テトラ バイオバッグ 3+1お得パック
 外掛けフィルターは上記のようなさまざまな濾材を組み合わせることで大きな効果を発揮できたりするのですが、改造はあくまで自己責任です。そうしたことが苦手な人は、素直にメーカーの純正品を使用しましょう。メーカーが威信をかけて研究して出来上がった成果ですから、仕様書どおりに使えば大きな問題は発生しません。
 メリットは上記の通り。考える必要がなく、一定の効果が得られることです。
 デメリットはコストが高くなることです。絶対的な濾過能力も高くはありません。

6.その他の濾材



海水魚やアフリカンシクリッドに!シンセー コーラルサンド 中目(10番) 2kg
 写真のサンゴ砂や、大磯砂などの底床材も濾材になり得ます。ただし、サンゴ砂は水質を大きくアルカリ寄りに傾けますし、硬度もかなり上げてしまいます。大磯砂も酸処理などで貝殻やサンゴ片を取り除かないとややアルカリ寄りにし、硬度も上がります。園芸のハイドロカルチャーに使用されるハイドロボールはサブストラットプロのかわりにも使えないことは無いですし、バクテリアが住んでさえくれればどんなものでも濾材になると言えます。
 まあ、いろんな濾材を使用して見るのも楽しいです。しかし、くどいようですがすべては自己責任ですのでお気をつけ下さい。
タグ:飼育器具
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2009年05月19日

産卵飼育箱の話

産卵飼育箱の話


 先ほど、スドーから新しい産卵飼育箱が出ましたね。それまでから有った産卵飼育箱を押しのけて、現在では人気ナンバーワンになっているのです。
 その名も「スドー・サテライト」
 この製品について検証してみました。

1.スドー・サテライトとは



卵胎生魚の産卵ボックスに最適!スドー 外掛式産卵飼育ボックス サテライト
 外掛け式で水槽内を狭くすることなく、飼育水も循環でき(別にエアポンプとエア・チューブが必要です)、親魚の飼育水と全く一緒の水で飼育できるためある程度成長した後同一水槽に入れるのも水合わせ不要。別個のヒーターやクーラーも要らず、水位の調整も不要、キスゴム式ではないので不意の落下事故による稚魚の食害もないという、かつて無いタイプの産卵飼育箱です。
 グッピーやプラティなどの産仔、稚魚育成はもちろん、通常は難しいとされてきたアピストの人工孵化もこれさえあれば問題ないでしょう。
 もちろん、デメリットもあります。
 まずは外掛け式なのですが、フレーム水槽で、幅26ミリ以上のものは不可。オールガラス水槽ではガラス厚が5ミリ以上ないと不可と言う制約があります。もちろん、これを正常に稼動させようとすればエアポンプとエア・チューブと言う別売りの品も必要になります。
 外掛けなので外側にはみ出すため、蓋の設置も出来にくく、最低限加工が必要になります。
 しかし、それらのデメリットを補ってあまりあるメリットがあるため、現在この商品は人気商品となっているわけです。

2.その他の産卵箱


 それではこの他の産卵箱も見てみましょう。
 まずは今まで私が愛用してきた(使用中です)水作の産卵箱です。
 水作 産卵箱(フロートボックス)
 これのメリットは、ボックス自体がフロート(浮き)機能を持っているため、沈むことがないのです。水位の調整もいらず便利ではあるのですが、デメリットとして水の循環が少ないのです。そのため、スポンジフィルターを別に設置して、半量くらいを産卵箱に流し込むようなことをしないと安心できなかったりします。


GEX 産卵BOX

卵胎生魚の産卵や、ベタの飼育に!ニッソー 産卵箱 DX (L)
 ここから先は私は使用したことのない製品です。何故選ばなかったかは簡単で、吸盤で水槽面に止めるタイプだからです。吸盤はけっこう簡単に落下することがあるため、大事な稚魚を育成するのには向いていないと思うのです。しかし、これらは簡単に加工して落下を防止さえ出来れば、水流も濾過も出来るタイプのため、産卵箱としては有効な品だと思います。
 それともう一種類はネット式のものです。ネット式のもはお勧めしません。理由は簡単で、グッピーなどのお産の際も、稚魚を親から守るすべもなく、通水性も悪いからです。これを使用するのは攻撃的な他魚から一時的に魚を守りたいときくらいに限られると思います。まあ、持っていても損はないと思いますが。
 ちなみにこんな商品です。

ブリーディングや隔離に最適!スドー 新・産卵飼育ネットS

3.産卵箱に求められる機能



 産卵箱に求められる機能、それは非常に簡単で、稚魚の育成に優れたものであることだと言えます。稚魚の育成はプラケースでもできます。しかし、その管理はけっこう大変で、稚魚を吸い取ることなく水を換え、pHショックを起こさないように新しい水を入れなくてはなりません。こうした手間を省いてくれるのが、優れた産卵箱だと思えるわけです。
 ちなみにジェックスの製品は廃盤になっているようなので、実際に選べるのはニッソーか水作かスドーになると思います。
 私としては、この中で一番手がかからないのはスドーのサテライトだろうと思うわけです。
 願わくは、と言う話ですが、今後求められるものは水槽内に設置できる外掛けタイプではないかと個人的に思っています。やはり外掛けはスペース的に邪魔ですし、上から新水を入れて上から出すよりは、底面にスリットなどを設けた方が全体の循環がうまく行くのではないかと思うのです。しかし、底面にスリットがあることで、孵化し稚魚や、産卵箱に入れた卵が抜け出してしまっては元も子もないので、給水口と対角上の面に、通水用のスリットを設けるのが一番良いのかもしれません。オプションとして、より細かいネット、例えばブラインシュリンプのメッシュカップに用いるようなネットを付けてくれれば、より安心度は増すと思うのです。
 まあ、あくまでも私の勝手な妄想ですけどね(^^ゞ
タグ:飼育器具
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2009年05月05日

ブラインシュリンプの話

ブラインシュリンプの話


 先日のこと。熱帯魚の話をしていたら、とある知り合いが「そのブラインシュリンプって何?」と聞いてきたのです。そう言えばこのブログでもいたるところにブラインシュリンプと書いているのに、そのものを紹介していませんでした。
 稚魚の餌として無くてはならないもの。ブラインシュリンプについて紹介して行きたいと思います。

1.ブラインシュリンプとは



 世界各国の内陸の塩水湖に生息する甲殻類です。日本に輸入され、ブラインシュリンプとして流通しているものの多くは、アメリカ、グレイトソルトレイク産の物がほとんどです。ちなみに、学名はArtemia franciscanaと言います。一般的に言われているArtemia salinaは、別種ですが、アルテミア属の代名詞となっていますので、ある意味間違いではありません。
 この甲殻類は単位生殖します。つまり、メスだけで子供を生むことが出来ます。この卵は、幅広い塩分濃度で孵化することが知られています。1%程度の濃度から、25%もの濃度で孵化しますが、一番効率が良いのは2〜3%程度だと言われています。
 卵から孵化したノープリと呼ばれる幼体は、およそ12時間で卵のうを吸収します。つまり、熱帯魚の稚魚に与える食物としては、孵化してから12時間以内のものが一番栄養価が高いといえるのです。
 グレイトソルトレイクでは、繁殖に適した春〜秋の間に、次々に繁殖し、卵を生みます。生まれた卵は耐久卵として、乾燥した環境下では数年もの間保存することが出来ます。
 こうして採集され、輸入されたものが店頭に並ぶことになります。

2.ブラインシュリンプのわかせかた



 ブラインシュリンプをわかせる(孵化させる)方法は、大まかに分けて2通りあります。
 一般的な方法としては上の写真のような孵化器を使用して孵化させるのが一般的です。これには様々な方法がありますが、一般的に必要とされるのは次のような物品です。
・ブラインシュリンプの乾燥卵

・粗塩(100円ショップで売っているもので十分)
・エアーポンプ(安いもので十分)

(朝晩2回与えることから、2つ口の方が使いやすいです)
・エアーホース

・エアーストン

(ガラス管などを使用してプラストーンを使用する手もあります)
・一方コック

・ピペット

・漉し器

ディスポフィルター 100メッシュ

・孵化器


 これを24〜30度程度で保温し、エアレーションしてあげると、おおよそ20時間〜26時間(温度によって時間が変わります。高温の方が早く孵化します)で孵化します。
 孵化したらエアレーションを止めます。すると水面には孵化した卵の殻が浮き、底には孵化しなかった卵が沈みます。これらは不要なものなので捨てます。残ったブラインシュリンプは光に集まる習性があるため、一方から光を当てると一箇所に密集します。これをピペットで吸い取り、漉し器にかけて軽く水洗いしてから魚に与えます。

 さて、もう一つの方法ですが、こちらは簡易式です。一般的には「皿式」などと言われています。
 この方法で使用する道具は次のようなものです。

・プラケース(またはタッパウェア)
・粗塩
・ピペット
・漉し器

 表面積を広く取って溶存酸素量を稼ぐため、水深をおよそ2センチ程度にとどめ、その上にブラインシュリンプの卵を撒きます。
 保温のために水槽照明の上などに置くことが多いようです。もっとも、室温が20度以上あれば特に気にすることもありません。ただし、孵化の引き金として、最初のうち数時間は明かりがあった方が良いので、真っ暗な部屋などでは孵化しません。
 後は24時間程度置いておき、孵化したら光で集めて漉し器で漉して、軽く水洗いをしてから与えると言う流れは同じです。
 この方法は道具立ても少なく楽なのですが、若干孵化率は落ちるようです。

3.ブラインシュリンプ使用時の注意点



 ブラインシュリンプを使用すると、どうしても水質悪化が早まります。そのため、こまめに少量水換えするなどの対策が必要になってきます。通常通りにやっていると、絶対的に水質悪化します。しかし、稚魚でも水質変化にある程度耐性のある種ならいいのですが、そうでない場合水を換えることによって稚魚が大幅に死んでしまうようなこともありますので、その魚に応じた水換えを行ってください。

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2009年04月20日

水槽クーラーの話

水槽クーラーの種類とメリットデメリット


 これからの季節、水槽管理は水温上昇との戦いになってきます。熱帯魚と言っても、水温が28度を越える頃になると適正水温がぎりぎりになってきますし、30度を超すとミクロソリウムのように枯れてしまったりする水草もあります。濾過細菌たちも活性が落ちてきて、水も痛みやすくなり、水温上昇は溶存酸素量の低下を招きます。もちろん、高水温に弱い熱帯魚はばたばたと落ちていきます。
 こうした状況を防ぎ、水槽を維持していくためには過度の水温上昇を抑えるための器具や工夫が必要になってきます。
 それではどのようなものが有るのかを見て行きましょう。

1.クーリングファン



サマーセール!夏場の水温上昇対策に!!ジェックス 冷却ターボファン ビッグ
 安価な割りに効果が高く、お勧めの冷却器具です。これだけで2度以上水温を下げることが出来ます。「え?たった2度?」と思うかもしれませんが、30度と32度では大違いですし、30度と28度でも随分違います。ちなみに去年の夏はこれに逆サーモを組み合わせて使用した水槽はおおむね28度以内で済みました。他の水槽が32度などになるような環境で、です。つまり、使用環境によっては4度ほども水温が下がることがあるわけです。
 水温の細やかな管理や節電のためには逆サーモを組み合わせたほうがいいでしょう。

 ジェックス ファン専用サーモスタット FE―101(保証印)
 逆サーモにはエヴァリスのとGEXのがありますが、使い勝手がいいのはGEXの方だと思います。何が違うかと言うと、温度調整が出来るかできないかです。GEXのは任意の温度に調節できます。また、電気系の技術に長けた人なら普通のサーモを改造しても使えるようです。

2.水槽用クーラー



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 水槽用クーラーは強力で、冷やしたい温度にぴたりとはまります。ある意味ではこれほど強力なものは無いのですが、大きな弱点が二つあります。
 弱点1:排熱を室内に出してしまうこと
 弱点2:電気代がえらくかかること
 この二つは実はリンクしていまして、排熱を室内に出すため室内の気温が余計に上がり、それが水槽を温め水温を上昇させる。これをクーラーで冷やす。電気代がかかる。また排熱が出る。の繰り返し。
 排熱をダクトで外に出すなどすればかなり有力な冷却方法だと思います。ただ、クーラーと言っても、ペルチェ式と言われる安価なものもあります。こちらは前述のものと違い、それほど大きな冷却能力はありません。そのかわり、消費電力も騒音も少なくて済みます。ペルチェ式で有名なものはテトラのCXシリーズです。

 テトラ テトラ クールボックス CX―60(保証印)
 ちなみに、ペルチェ式とはペルティエ素子と言う、電気を流すと表面と裏面の温度差が60度にもなるものがあって、これの高温側を使って空冷で冷やすと言うシステムです。分かりにくいですかね?(^^ゞ
 私も最初間違えて覚えていたのですが、最初の発音は「BE」ではなく「PE」です。ベルチェではなくペルチェなんですね。

3.ペットボトル式


 一番シンプルな方法です。凍らせたペットボトルをそのまま浮かべて水槽の温度を下げるというものです。今のところ私はこれを使用したことがありませんのでなんとも言えませんが、これで夏を乗り切れたと言う話を散見しますので、全くバカにしたものでもないと思います。
 ただし、マイナス側の意見もあって、これで下がるのは1度程度だとか、氷に触れている部分だけ温度が下がってかえって魚に悪いだとか、すぐに解けてしまうので効果は無いとか・・・。
 勇気のある方は是非試してみてください(^^ゞ

4.部屋ごと冷房する



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 これもヒーターと同じで、水槽一本ならなんとでもなるのですが、水槽本数が増えてくると全ての水槽にファンと逆サーモなんてつけてられないのです(^^ゞ
 オーバーフローシステムで、全ての水槽の水を一元管理していれば水槽クーラーでもいいかもしれませんが、そうでもなければやっぱりルームエアコンが最強なのです。ちなみに、値段は決して最強でもなく、水槽用クーラーとほぼ変わりません。電気代は恐らくルームエアコンの方が安いです。推測で申し訳ないのですが、一応それが定説になっているようですのでご了承くださいm(__)m
 ただし、ルームエアコンも万能ではなく、風の当たり場所などによっても水槽温度が違ってきます。細やかな温度管理をしたい場合は、水槽用クーラーか、逆サーモ+ファンを併用することをお勧めします。

水温管理のコツ


 飼育する魚によっては適正水温が違います。例えばプレコやクーリーローチ、エビの仲間は比較的低めの水温を好みます。逆に、ディスカスやセベラムなどは高めの水温にしたい事が良くあります。稚魚をいっぺんに大きくしちゃいたいときなんかも代謝を高めるために高水温にします。そうしたきめ細やかな管理をする場合は、例えばエアコンで室温を24℃程度にしておいて、高めにしたい水槽のみヒーターを入れるなどしたほうが良いでしょう。
 もちろんそれだけ電気代はかかりますが・・・
 ちなみに、エアコンつけっぱなしでの電気代は、試算レベルですが年間2万円弱だそうです。

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2009年04月04日

CO2の話

CO2の話


 水草を育成して行こうと思ったなら、避けては通れないのがCO2の強制添加です。もちろん、CO2の添加などなくとも成長する水草もいっぱいあるのですが、ちょっと変わった水草や、赤味のある水草などはCO2を添加しないと状態良くは育たないと言うのが現実です。
 正直、我が家は現在CO2を添加している水槽はありません。なぜなら、そうした水草が無いからです。
 CO2を添加することによるメリットとデメリットなどを簡単に紹介します。

1.CO2のメリット
 なんと言っても水草の生育状況の良さでしょう。他にはほとんどありません。しいて言うならば多少水が酸性に傾きます。メリットかどうかはわかりませんが(^_^;)

2.CO2のデメリット
 一番は危険性です。これはヒーターの故障による危険性ほどではないのですが、CO2の添加量が多すぎると生体の命に関わると言うことです。例えばミドボン(業務用の二酸化炭素ボンベのこと)なんかを使用して各水槽にCO2を分配していると、レギュレーターや分配器の設定が少しでも狂うと危なかったりします。通りがかりに服等が引っかかって大幅に添加量が増量すると、もう即死ものです。
 次にコストです。発酵式の添加の場合、ゼリーの素や重曹、砂糖、イースト菌などが消耗品になります。ミニボンベならその値段です。水槽の数が多い場合、前述のミドボンを使うと安上がりではありますが、初期投資はそれなりに必要になります。
 最後にはわずらわしさです。お金をかけて電磁弁で設定するならばそれほどでもないのですが、添加のオンオフを手動で行うとなるとかなり面倒くさいです。場合によっては、つい帰りが遅くなってしまったために生体が死んだとかもあるかもしれません。
 光が当たっていない時のCO2の添加は百害あって一利なしですから。

 さて、そんなデメリットのほうが多いCO2添加ですが、正しい使用方法を簡単に書いてみましょう。

その一、添加量を多くしすぎない
その二、夜間はエアレーションをする
その三、肥料と光量とのバランスを整える
その四、水からCO2を逃がさない

 これらを守っていけば、CO2の効果で、より良い水草水槽が維持できることでしょう。

CO2添加器具の選び方


拡散筒


 これは、CO2を水槽内でどれだけ水に溶けやすくするかのキーマンです。気泡が細かいほど水に溶けやすくなるのです。売っている物の他に、タバコのフィルター(もちろん未使用の)や、割り箸なども使用できます。販売されているCO2の拡散筒はこのようなものです。

 どれだけCO2を水中に溶けやすくさせられるかがポイントです。細かい泡の出るエアストーンなどでも代用できます。

 値段は30分の1くらいです(笑)
 

耐圧ホース


 例え発酵式でも、チューブにはかなりの圧力がかかります。耐圧のものでないと、場合によっては破裂したり、そうでなくとも折角のCO2が漏れていってしまいます。ですから、自作の器具を作るにしても耐圧のチューブは必需品です。


スピードコントローラー


 CO2の添加量を調節するものです。発酵式でもかなりの圧力がかかり、専用品でないとほぼ調節が出来ないと思っていいでしょう。
 ADAのものが評判が良くてそれほど高くないのですが、ADA製品は以前にも書いたとおり通信販売には対応していませんので店頭で探してみてください。


バブルカウンター


 CO2の添加量を目視で確認するものです。スピードコントローラーで調整するにしても、どれだけの量が添加されているのかはこれがないと分かりません。


レギュレーター


 これはボンベ使用のための商品です。高圧で密閉されているCO2ボンベから出るCO2の圧力は相当なものです。それを水槽使用に向いた圧力に減圧するのが役目です。自然発酵式のものには不要です。


電磁弁


 絶対に必要なものではないのですが、これがあればかなり管理が楽になると思います。
 これはタイマーなどと連動して作動と停止を制御するための弁なのです。ライト点灯中は作動させ、消灯中は停止と言うような、タイマーでの管理が出来るようにするためのものなのです。これもボンベ使用のためのものと思ってかまいません。


CO2ボンベ


 既述の通り、CO2ボンベの使用も自然発酵式も、コストには大差が無いです。しかし、初期投資費用には差が出ます。なぜなら、自然発酵式にはレギュレーターが必要ないからです。電磁弁も必要ない、と言うかやめたほうがいいです。自然発酵式の場合、多くはペットボトルなどを用いるのですが、無理に止めると、ボトルが破裂するか、接合部分から漏れる(こちらの方が可能性は高いです)ので、夜間のエアレーション併用などで乗り切るしかないでしょう。
 さて、販売されているボンベですが、5本で2500円ちょっと。一本あたり500円ほどです。一本でで一ヶ月持ちます。ミドボンだと、2000円ほどで2年以上(3年近く)持つ計算になります。つまり一ヶ月あたり70円程度です。
 発酵式の場合、砂糖とイースト菌とゼライスです。これが割りと高くて(笑)、砂糖(105円4回分くらい)、ドライイースト(400円:かなりの期間持つ)、ゼライス(300円ほどで2回分)、これでおよそ一ヶ月です。
 初期費用はともかくとして、ランニングコストはミドボンが一番安いですね。ミドボンはなじみの酒屋さんで聞いてみるのが一番の近道でしょう。
 とりあえず一番手軽なミニボンベはこちら。

 ミニボンベは値上がりしたみたいで、とてもじゃないけど厳しいですね(^_^;)

フルセット


 フルセットという、惹かれる名前の商品も販売されています。しかし、フルセットといっても電磁弁は入っていないのが当たり前ですからご注意ください。


 先にも書きましたが、CO2の添加は、それ単体では効果は半分も得られません。
 水草の育成には光量と養分も絶対に必要なのです。
 しかし、バランスを高次元で保たないと育成できない水草があるのも事実で、その場合はCO2の添加が必要になってきます。
 美しい水草水槽を維持するにはそれなりにコストがかかると言うのは間違いではないんですよね(^^ゞ
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タグ:飼育器具
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2009年03月30日

底床の話

底床材の話


 水槽を維持していく上で、どうしても必要と言うわけではないですが、豊かな水景を作っていくためには欠かせないものが底床材です。底床材にはいろんなタイプのものがありますが、大きく分けて3種類有ると言えます。土系、砂系、砂利系です。土を焼き固めて作られたソイルはもちろん土系に入ります。

土系の底床材


ソイル


 水草を植えて楽しもうとする人にとって、ソイルは避けて通れない底床材です。しかし、ソイルにも本当に多様な種類があって、土の養分や色、焼き具合による崩れにくさ、吸着力の違いなど、好みや使用目的によって選ぶことが出来ます。
 一番人気のソイルはADAアマゾニアでしょう。
 このソイルは初期にアンモニア成分を出すため、立ち上げていきなり魚を投入するのはやめた方が良いです。逆に、パイロットフィッシュを入れなくても1週間ほどフィルターを空回ししてやることで、ある程度のバクテリアを繁殖させることが可能です。焼結されたソイルには栄養分が豊富で、水草の育成に大変向いています。水質の安定性も良く、弱酸性の水質を維持することが出来ます。しかし、製造ロットによっては外れロットがあると言うのが定説になっていて、外れくじを引くといつまでも濁りが取れないとか若干の弊害もあります。また、栄養分が豊富なため、扱いを間違うとコケに悩まされる可能性もあります。
 残念ながらADA製品は現在通信販売には対応していません。重いソイルの袋をショップからぶら下げて運んでこないといけないわけです。確かに取扱店舗は全国にあるのですが、家から近いとは限らず、壊れ物である水槽や、重いソイルなどを宅配してもらえないと言うのは本当に不便です。このような商売をしていて何か得があるんですかね?
 あと、私が使ったことがあってお勧めなのはプロジェクトソイルエクセルです。
このソイルは硬く焼き固められており、指でつぶそうとしても簡単にはつぶれません。また、多孔質で吸着力に優れ、バクテリアの住処としても優れています。水質の安定性にも優れ、もちろん水草の育成にも適応しています。その性質をフルに発揮させるためには、このソイルを使用した底面ろ過システムが推奨されています。プロジェクトソイルエクセルを底床に使用した底面ろ過水槽なら、立ち上げた翌日には、もうビーシュリンプですら入れることが出来ます。弱点はやや価格が高いことと、養分はそれほど豊富ではないことでしょうか。根から多くの養分を吸収して成長するタイプの水草を育てるには底床肥料を併用した方がいいでしょう。
 ソイルにも、ノーマルタイプと、より小粒になったパウダータイプがあります。水草を第一に考え、底床をほじくるような魚がいない場合、植え易さや根の張りやすさなどを考えるとパウダータイプの方が良いかもしれません。ただ、非常が軽く、魚がダッシュしただけで周辺のソイルが舞い上がるほどですから、魚をメインにした水槽にはあまり向かないと思います。
 ソイルを使用した水槽は底面の掃除がほとんどできないと言っても過言ではありません。つまり魚の糞などが底床に蓄積していくわけです。これは底付近で生活する魚やエビにとってはけっこう大きな問題なので、それをカバーするために底面一杯にグロッソなどを植えたりするわけです。
 ソイルの宿命は寿命があることです。崩れてきたらリセットの時期です。使い方や種類にも寄りますが、半年〜1年で寿命になると考えておけば間違いないです。それだけコストがかかるわけですが、リセットは水槽の宿命的な部分でもありますから、その期間ソイルの優れた特性を得ることが出来ると考えれば決して高くはないです。

園芸用土


 前記のような水槽用として売られているものの他に、園芸用の土でも水槽の底床材として使えるものがあります。一番有名なのは焼き赤玉土と言うものです。
 園芸用の製品は概して水槽用の商品よりも安いものが多いです。水草育成効果は水槽用品と比べてそれほど高いとは言えませんが、これで育たないわけでもありません。焼き赤玉土は焼結されているので寿命も長く、使い勝手は良いです。ただし、底床が赤っぽくなることだけは避けようが有りません。
 この他に焼いていない普通の赤玉土がありますが、こちらはある程度使用すると崩れてきて、粉が水槽内に舞ってしまうため、あまりお勧めではありませんがとにかく安いので、リセットをいとわなければこれでも底床としては十分に機能します。


砂系の底床材


田砂


 いきなり商品名で恐縮ですが、この商品もアクアリストに良く使われています。比重が重く、舞い上がりにくいのがいいです。また、水草も植え込みやすいです。コリドラス、ローチ類や日淡のカマツカ、ドジョウ類のように、砂をほじったり砂に潜るような種類にも向いています。田砂もソイル同様清掃はしにくいです。ただ、比重が重い分、吸い出す水流を調節してあげれば比重の軽い糞や残り餌などだけ吸い出すことも可能ではあります。米を研ぐように洗ってさえあげれば、半永久的に使用することが出来るのも大きなメリットです。
 ソイルに比べて養分などはありませんから、水草を育成するに当たっては底床肥料などを併用した方がいいでしょう。

その他の水槽用砂


 水槽用の砂と言うと大磯砂をイメージする方も多いでしょうけれど、大磯砂や南国砂と呼ばれるものは砂利の方に記載しますので、そちらを参照してください。
 ここで言う水槽用の砂とは、スドー ボトムサンドや、ASD Garnet(ガーネット)などを指します。
 これらの製品は、底床の色や水景を整えるためのものと考えていいでしょう。砂自体にやや角があるため、底砂をほじる魚や潜る魚には実はあまり向かないと言われています。一番顕著で、少し使用目的が異なるものに珪砂(けいさ)があります。珪砂は水質をアルカリ寄りに傾けるのと、硬度を若干上げてしまうため、南米産の魚や水草には向きません。逆に、日淡には向いていますので、メダカや金魚、中層を泳ぐ川魚には向いています。
 その他にもホームセンターなどで売られている砂があるのですが、こちらはお勧めしません。本当に良く洗わないと使えないですし、溶け出す成分を良く観察、計測してからでないと怖くて水槽用には使いにくいです。

砂利系の底床材


大磯(南国)砂


 大磯砂は万能です。洗いながら使用すれば半永久的に使用することが出来、使い込んでいくとどんどん優れた特性を出してきます。しかし、これを神話的に信奉するあまり、初心者が特にこの砂利を使いたがるのです(少なくとも私はそうでした)。
 実はこの底床材は海で採れたものなので、中にはサンゴや貝のかけらが多数存在します。これらが水質をアルカリ性に傾け、硬度を上げてしまうため、使い始めの大磯砂は水草育成や、弱酸性の軟水を好む熱帯魚には向いていません。これらは酸処理と言う方法を使うことによって解決することは出来るのですが、かなりの手間隙がかかりますから、正直そんなことをするぐらいなら田砂やソイルを使用したほうがはるかに安上がりで手がかかりません。大磯砂の酸処理の手順は、検索エンジンで調べればすぐにわかると思います。食酢や塩酸を使用するのですが、臭いも激しく都会で行うと苦情は避けられません。
 しかし、大磯砂を、例えば1年間金魚水槽で使用し、良く洗ってから今度は熱帯魚水槽で使う、と言うような使い方をする分には何も問題がありません。こうしてこなれた大磯砂は確かに万能です。
 水草の根張りも良く、プロホースなどで底面を掃除するのも簡単です。底面フィルターとの相性も抜群で、大きな生物ろ過能力を発揮します。砂利にも角が無いので、底で生活する魚にも優しいです。
 初期の不安定な時期を除けば、これと言ったデメリットはありません。

化粧砂利


 熱帯魚の飼育には、例えばスドー ジェットブラックのようなものがあります。こうしたものは貝殻やサンゴ片などが入っていない分、大磯よりも使いやすいです。掃除もしやすいのですが、ある程度こなれてくるまでは水草の育成には向かないものが多いです。一時的な使用方法として、例えば比重が軽く舞い上がりやすいパウダー系のソイルの植えに敷いてしまうという方法もあるのですが、比重が重いのでそのうちに逆に埋もれて行ってしまいます。粒のサイズにも寄りますが、底面ろ過などには使いやすいかもしれません。しかし、そもそも第一義的な目的が化粧砂ですから、その色合いを楽しむような使い方が一番向いていると言えます。

園芸用の砂利


 園芸用品にも水槽用底床材として向いているものが有るのは既述の通りですが、砂利系でお勧めなのが富士砂です。
 これは名前の通り、富士山の山麓で採集された火山灰から出来た砂粒です。多孔質で吸着効果も高く、鉄分を多く含みますから、実は水草の育成にも向いています。多くの水槽用底床材には鉄分は少なく、逆に水草は鉄分を欲している場合が多いからでもあるのです。ただ、角張っているので、植え込みの際注意しないと水草の根を痛めやすく、底で生活する魚類にも向きません。
 色が黒いので、引き締まった感じの水景になりますし、レッドビーシュリンプなどにも向いています。


サンゴ砂


 これを砂や砂利と言うには少し抵抗はありますが(^^ゞアルカリ性の水質を好む魚の飼育には向いている底床材です。
 多孔質でバクテリアの繁殖にも適しています。そのため、ろ材として使用する使用する場合もあるほどです。
 しかし、これを底砂として用いると、硬度が上がりすぎてしまうことが有るため注意が必要です。硬度が上がりすぎるようでしたら頻繁に水換えをするようにしましょう。

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2009年03月13日

照明器具の話

照明器具の話


 水槽用の照明器具は、大きく分けて3種類あります。一番一般的な蛍光灯、メタルハライドランプと言われる、高価で高光量のもの、最近流通が始まったLEDのものです。
 それぞれ特徴がありますから表にしてみました。
画像種類&特徴価格光量水草育成ランプ寿命
一般蛍光灯:
水槽の上に載せたり取り付けたりするタイプで、一番汎用性の高いものです。
安い普通6,000〜13,000h
水中蛍光灯:
水中に設置するタイプで、水面の反射が無いため効率は高いのですが、水草が曲がって育つと言う情報もあります。また、正面から水槽を見たとき逆光になるため、美しい水景を作るためにはエアーカーテンの設置など、多少の工夫が必要です。
少し高い普通微妙
インバーター式蛍光灯:
インバーター式には2種類有って、電力消費を抑えるタイプと光量を稼ぐタイプに分かれます。ちらつきが無いので綺麗に見えますし、蛍光灯の単価は安く済みます。しかし、本体価格はやや高めです。ただし、PL管や電球型蛍光灯を使用するタイプはこの限りではありません。PL管や電球型は全長が短いため、水槽の全景を照らすのは少し苦しいです。
高いやや多い
メタルハライドランプ:
指向性の強い光を上から当てるため、自然に近い感じで水槽が大変美しく見えます。水草の育成にも最適です。しかし、本体か価格はかなり高く、交換球も高価です。電力消費量も高く、とにかくコストの高い照明です。
かなり高いかなり多い最適約9,000h
LED照明:
低発熱、低消費電力と言われていますが、その分暗く、光量も少なめです。また、植物の育成に必要な波長の光成分が少ないため、水草も育ちにくいと言われています。
高い少ない不適約20,000h


 照明設備には、水景を美しく見せるためと、水草を育成するためと言う役割があります。赤みを出すためや、青みを出すためのランプなんかもありますが、これはほとんど好みと言うことで間違いないでしょう。
 水草の育成にはもちろん強い光が必要ですが、CO2や肥料分とのバランスが取れなければ、コケの発生を助長するだけになったりします。

 蛍光管には植物育成用とか鑑賞魚用などもありますが、色味の問題を除けば普通の蛍光灯とほとんど変わりません。もちろん、メーカーがお金をかけて研究・開発した商品ですから、違いがあるのは間違いないでしょう。ただ、実感としてあまり差を感じないだけです。ちなみに、光の強さを示す基準と言うのは、

1.光束=ルーメンと言う単位で示される光源が出す光の量、つまり絶対的な明るさを示す数値です。
2.輝度=カンデラ。正面から見た光源の面積あたりの明るさを示す数値です。
3.照度=ルックス。これは面積あたりの照射体の明るさです。

 つまり、ルーメンが強い方が効率がいいはずなのですが、反射板やレンズの有無で輝度や照度は変化します。安売りの東芝製20W蛍光管が1230ルーメンあったりしますが、NECビオルックスは800ルーメン、東芝のフィッシュルックスは420ルーメンです。
 これをどう感じるかは読む方にお任せします。

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posted by 万里パパ at 15:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 飼育器具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月06日

水槽の話

水槽の話


 今回はまた器具の話です。
 魚を飼育するのに絶対に必要なもの、水槽についての話をします。

水槽の種類


 水槽にはいくつかの種類があります。それぞれについて簡単に紹介してまいります。

ガラス水槽


 一番一般的な水槽です。ガラス水槽にも大まかに分けて二つの種類があります。一つが上の写真にもあるオールガラス水槽です。そしてもう一つがフレーム水槽と言う類になります。
 ガラスは硬いので傷が付きにくく、大型のプレコも安心して飼えますが、アクリル水槽などでは表面を齧られて傷つくことがあります。ただ、大型水槽になるとガラスが厚くなるため重くなると言う面もあります。硬い分もろい面もありますね。
 それぞれの長所と短所を簡単に。

・オールガラス水槽
 余計なフレームなどが無いために非常にすっきりした外観をしています。また、強度を出すために必然的にガラスが厚くなっていますので、ガラス面は多少強いです。
 一方、フレームが存在しないことで、蓋を置くためにも「蓋受け」と言われる器具が必要になってきます。

 オールガラス水槽にもグレードがあります。わかりやすいのはガラスの質です。ガラスにどれだけ色が付いているかですが、接合面などでガラスの色がわかります。色が濃いものほど、正面から見たときでも透明感のあるガラス水槽であると言えます。

・フレーム水槽

 いわゆる普通の水槽です。ホームセンターや安売りの熱帯魚店でたまにびっくりするような値段で売っています(1000円くらい)。フレームがある分しっかりしていますが、水漏れなどの頻度はオールガラス水槽と変わりません。
 前面曲げガラスなどもこの種類になります。曲げガラスは大変すっきりした外観になりますが、ラウンド形状は、その周辺がゆがんで見えるので、それを嫌う人も存在します。
 フレーム水槽は蓋も上部フィルターも照明も置きやすいので大変便利です。私はフレーム水槽の方が好きですね。

アクリル水槽


 アクリル水槽のメリットは、水漏れのしにくさ、透明感の高さにあります。また、軽いと言う点もメリットですね。大型水槽などはかかる水圧も大変大きくなるためガラス水槽では作れず、アクリル水槽となることもあります。
 ただ、アクリル水槽は表面が柔らかく傷が付きやすいと言う難点もあります。また、どうしても値段が高くなりがちです。

プラケース


 プラケースをメインの飼育水槽にしている人もいますね。そうでなくともトリートメントタンクや一時隔離のための水槽として、またブラインシュリンプを沸かすための設備として幅広く活躍します。産卵箱や稚魚の育成なんかにも使えますね。
 プラケースのメリットは、軽くて安いことです。また、柔軟性がありますから、多少何かをぶつけたぐらいでは割れたりはしませんのでけっこう重宝します。我が家にも5個くらいあります(笑)
 一方、耐久性は低く、少しずつ傷が付いていくので透明感はどんどん下がって行きます。プラスチックが劣化してくるとひびや割れなどが出来やすくなります。また、プラスチックが薄いので水量は少ないです。

睡蓮鉢


 春から秋の間、屋外の飼育水槽として活躍するのが睡蓮鉢です。メダカや金魚などにもうってつけですね。常時水温が20度以上になるくらいの季節になったらば、熱帯魚も大丈夫です。メダカの種類などは太陽が当たるような環境を好みますから、卵生メダカの中でも丈夫な部類の種類などを睡蓮鉢に入れておきますと、秋までには稚魚が殖えていたりします。
 もちろん、睡蓮などの植物を育成するためのものですから、睡蓮の他にもカキツバタやホテイアオイなどを育てて花を愛でる事も出来ますね。
 陶器のものはかなり高価ですが、プラスチック製の陶鉢なんかでも使えます。

 手軽なベランダのビオトープにはもってこいですね^^

水槽のサイズ

 水槽には様々なサイズがありますね。どのサイズの水槽がいいかは、何をどれだけ飼育したいのかにも寄りますので一概には言えませんが、「大は小を兼ねる」で間違いありません。
 ただ、大型水槽は置くスペースや重量の問題などがあって、誰でもどこでもと言うわけには行きません。たぶん、日本の平均的な住宅事情から考えると60センチ水槽が一番妥当な大きさなのでしょう。一番多くの数が流通しています。

60水槽


 60水槽とは、一般的に幅60センチ、奥行き30センチ、高さが36センチの水槽です。水量が56リットルほどになります。この程度の水量になりますと、温度変化や水質変化が唐突には表れませんので、中にいる魚も環境の急変で死んでしまったりすることが少なくなります。
 一般的に売られているメタルラックなどの幅も60センチ位からですので、それほど威圧感を受けるような大きさでもないのがいいですね。
 60サイズの水槽は一番多く流通している関係から、このサイズに合わせた製品は、他のサイズのものよりも安いことが多いです。
 標準サイズの水槽の他に、高さが低いダックスとからんちゅう水槽と言われるものも有ります。奥行きを狭くしたスリム水槽など、用途や置き場所によって色々な種類を選べます。60水槽の二段台などもありますが、これの下段には高さの低い水槽の方が使いやすいかもしれませんね。

45水槽


 45水槽は、幅45センチ、奥行き30センチ、高さ30センチの水槽です。水量はおよそ40リットルほどです。
 この程度のサイズでも、けっこういろんな魚を飼育できます。8〜9センチ程度のサイズの魚の繁殖水槽にも向いていますね。けっこう使い勝手のいいサイズの水槽ですが、置き場所の条件などでこれしかない、と言う人意外はあまり選ばないでしょう。なぜなら全体的に割高だからです。
 フィルターにしても、照明にしても、流通量が少ないため価格に割高感があります。

30キューブ水槽


 30キューブ水槽とは、その名の通り幅、奥行き、高さが全て30センチのものです。キューブ水槽には色々なサイズのものがありますが、一番一般的な大きさのキューブ水槽で、60水槽ではなくこれを二つ並べて置く人もいるぐらいです。水量は27リットルです。
 60水槽一つよりも30キューブ二つの方が水量は減りますが、選別が必要な魚やエビなどを飼育するときは、数が多い方が便利なのです。水量もこれくらいあれば比較的安心して飼育できます。

L・M・S規格水槽


 各水槽のサイズは次のようになります。
名称奥行き高さ水量(リットル)
L規格水槽398mm254mm280mm28
M規格水槽359mm220mm262mm20
S規格水槽315mm185mm244mm12

 L水槽は40センチ水槽とも呼ばれます。アピストなどの繁殖水槽に向いたサイズです。
 M水槽はまずまず使い勝手のいいサイズですが、ある意味中途半端とも言えます。
 S水槽は、60水槽用の台に三つ並べて縦に置いて使用するのに向いています。グッピーの選別用や、エビ類の選別用にも使い勝手がいいですね。

小型水槽


 20センチのキューブ以下程度のサイズの水槽をこんな言い方しますね。水量で言うと10リットル未満ぐらいです。
 小型水槽は持ち運びすら出来る、置き場所を選ばない水槽なので便利ですし、重宝します。しかし、水量が少ないと言うことは、水質変化が急におきますので、ある日魚が全滅したなんて言うこともあります。
 水温変化も大きくなりますので、丈夫な魚を少しだけ飼育するのに向いています。例えばメダカを2匹とかですね。
 私としては小型水槽は好きなんですよね。水を換えるのも、一度にそれほどの量を換えなくても済みますし、手入れは楽です。リセットも簡単ですしね。
 小型水槽で魚を飼育するコツは、こまめに水換え、魚は少なくです。

大型水槽


 写真は120センチ水槽です。幅120センチ、奥行きと高さは60センチです。水量は430リットルにもなります。
 430リットルの水を換えるには、三分の一で140リットルです。これぐらいがお風呂の水の量ですよね?それだけのコストが必要になります。
 保温のためのヒーターにかかる電気代も(水温変化は少ないとは言え)けっこうかかります。照明設備にかかる電気代もかなりのものです。水槽と台などの重量もかなり大きいので、置き場所を選ばないと危険です。水漏れもさることながら、床が抜ける可能性も考慮しなければなりません。
 私のような貧乏人からすると、憧れの存在ですね(^^ゞ
 一部の大型魚は、これでも小さいと言うことになりますから、私にはやっぱり無理なのです。
 これだけの大型水槽で綺麗な水草水槽を作り、そこをネオンテトラなどの小型美魚を群泳させると物凄く綺麗です。

 さて、あなたに合った水槽は見つかりましたでしょうか?
 ちなみに我が家には
 60水槽×1
 45水槽×1
 M水槽×1
 S水槽×5
 25センチキューブ×1
 睡蓮鉢×1
 プラケース(飼育ケースとして)×1
 があります。

 良く、どのサイズの水槽でどれだけの数の魚が飼育できるか聞く人がいますが、その人の飼育スキルによって変化しますので一概にはなんとも言えません。
 大きな水槽で少ない数の魚を飼う分には、極端な話水換えもいりません。120水槽でメダカ5匹とか。水さえ回せればフィルターすらいりません。
 小さな水槽に一杯魚を入れると、それだけ水も汚れますから、水質を維持するためには頻繁な水換えが必要になります。酸欠にさえならなければ、頻繁な水換えである程度は対応できます。
 こう言ってしまうのは簡単ですが、頻繁な水換えも、水温合わせをしなければ危険ですし、季節によって水質が変わったりしますのでけっこう大変です。
 ただ、魚のサイズ1センチにつき1リットルはアバウトすぎますよね(^^ゞせめてグラムあたりどれくらいの水量にして欲しいですが、魚の体重なんてわかりませんからね。
 見た目に狭そうに感じなければ大丈夫でしょう。そんなものです。

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タグ:器具 水槽
posted by 万里パパ at 14:20 | Comment(3) | TrackBack(0) | 飼育器具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月19日

ヒーターの話



ヒーターの種類とメリットデメリット


熱帯魚飼育にはこの時期欠かせない器具としてヒーターがあります。
ヒーターには大まかに分けて4種類あると考えています。

1.温度プリセット式オートヒーター



自動リセット型 空焚き制御機能 搭載!エヴァリス オートヒーターハイブリッジ 150F(保証印)
 オートヒーターの最大の利点は価格の安さです。次にいいのが設置の簡単さ。そして部品点数が少ないことによる、水槽の美観維持に役立つと思います。
 欠点は温度調節がまったく出来ないことです。その上、取扱説明書などにも書いてあるのですが、誤差がけっこうあるのです。水温計などで計ると、実際は28℃あったりします。低いことはあまり無いですが。
(注意:水流の少ない、水が循環していない水槽では、水槽内で温度差が激しくなります。底の方は水温が低く、上のほうは水温が高くなります。これはヒーターのせいではありません。)
 故障した時のための予備としてとか、トリートメントタンク用などでの使用が向いていると言えますが、もちろんこれ一本でも何とかなります。

2.サーモスタット一体型ヒーター



 エヴァリス オートヒーター ダイヤルブリッジ 150(保証印)
 サーモスタット一体型と言う呼称はちょっとおかしいのですが(オートヒーターにもサーモスタットはついてますので)、温度をダイヤルで調整できるタイプの一体型ヒーターであると思っておいてください。
 この種類の利点は、比較的低価格で温度調節ができるヒーターを手に入れることが可能であることでしょう。しかし、お勧めはしません。ヒーターは消耗品です。故障するものだと思ってください。ヒーターが故障したとき、このタイプの製品は全て交換しないといけないので大変もったいないのです。できれば次に記載する別体型の方を選んでください。

3.サーモスタット+ヒーター



エヴァリス マイクロセーフ パワープラス 150(白パケ)
 普通に使うのならこのタイプが一番のお勧めです。2で紹介した製品と似てはいるのですが、こちらはヒーターとサーモスタットが独立していますので、どちらかが故障した場合でも、故障したほうを取り替えれば済みますし、ヒーターのワット数の変更も、ヒーターを取り替えれば済みますから合理的です。
 ただ、少し値段が高くなるのが欠点では有ります。
 ヒーター類の故障は、サーモスタットの故障とヒーターの故障があるのですが、ヒーターの故障は水温低下でわかります。また、サーモスタットの故障は水温上昇と言う結果になります。水温低下は早めに気がつけば大事に至らなくても済む場合がありますが、サーモの故障は致命的です。

4.部屋ごと暖める



CS-H288A 17時出荷OK (土)OK ルームエアコン パナソニック【CS-288TB-W】色ホワイト TBシリーズ 10畳
 水槽1本だけならヒーターで十分ですが、水槽と言うのはグッピー張りに増殖していくものですから(笑)、そうするとヒーターの電気代って馬鹿にならないんですよね。部屋自体を暖めてしまえばヒーターはほとんどいりませんから。電気代はかえって安くなります。ヒーターとサーモを10セット買えば4万近くなりますし、毎月の電気代の差額と合わせれば2〜3年でペイできると思います。なおかつ、夏場の高水温を耐えることも出来ますので一石三丁くらいの価値がありますよ(^^ゞ

水温管理のコツ


 飼育する魚によっては適正水温が違います。例えばプレコやクーリーローチ、エビの仲間は比較的低めの水温を好みます。逆に、ディスカスやセベラムなどは高めの水温にしたい事が良くあります。稚魚をいっぺんに大きくしちゃいたいときなんかも代謝を高めるために高水温にします。そうしたきめ細やかな管理をする場合は、例えばエアコンで室温を24℃程度にしておいて、高めにしたい水槽のみヒーターを入れるなどしたほうが良いでしょう。

 ヒーターを設置する場合、先にも書きましたが、サーモスタット別体の物を使用したほうがいいです。これを使用すれば、例えば60センチ水槽に150Wのヒーター一本を使用するのではなく、75Wのヒーター2本を使用するなど、より安全な水温管理が出来ます。(サーモが壊れれば一緒ですが)
 つまり、一本のヒーターが壊れても、もう一本が生きていれば致命的な水温変化は起き難いのです。
 また、ヒーターは消耗品と考え、なるべくなら毎年購入する方がいいでしょう。いざ使用するときになってまったく温まらないなんて言うことになったらかなり慌てますし。プリセットのヒーターならなおさらです。
 買い替えをしない場合、ヒーターを使用するシーズンになったら、まずは魚のいない水槽やバケツなどでヒーターを試運転した方が良いです。

お勧めのヒーター


 各社から色んなものが出ています。性能の差はそれほどあるものではないのですが、信頼性による評判は多少ですがあるようです。
 とりあえず私のお勧めはエヴァリス製品です。
 ちなみにエヴァリスはホームページを持っていないという、今の時代ではある意味希少なメーカーだったりします(笑)
 もっとも、先にも書いたとおり、他のメーカーのものが駄目なわけではないので、好きなメーカーや、セール品など好きなものを使用しても問題は無いと思います。逆に、エヴァリスなら安心なんて言うことも無いです(^^ゞ

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posted by 万里パパ at 13:41 | Comment(2) | TrackBack(0) | 飼育器具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月31日

フィルターの話

たまには生体を離れて飼育器具の話です。
アクアリウムを楽しむのに避けて通れない話に、濾過の循環(サイクル)があります。

◎濾過とは
 水槽の中で、魚はおしっこやウンチをします。餌の食べ残しも腐ってきます。これらを放っておくとどんどん水が汚れていくと言うのは想像できますよね?水の汚れのうち、一番の悪役はアンモニアです。これは魚にとって猛毒なのです。
 これらを減らして、魚にとって住みやすい環境とするためにはいくつかの方法があります。
1.水を頻繁に換えてやること
2.水槽内に濾過バクテリアと呼ばれる細菌が住み着き、有毒物質を分解してくれるようになること
3.フィルターを使用して有害物質を取り除くこと
 これらの方法、または組み合わせることで水を綺麗に保つわけです。本当はもっと詳しく書くべきではありますが、今回は割愛させていただきます。そのうち詳しく濾過サイクルについて書きたいと思います。

 ちなみに、水を換える際は、水道水の場合は塩素中和をします。塩素が入ったままの水道水は魚にとって有毒ですし、エビなんかは即死します。塩素中和をする方法もいくつかあります。
1.バケツなどに汲み置いた水を丸1日以上日の当たる場所に放置する
2.汲み置いた水にエアレーションを施して1日以上放置する
3.中和剤を使用して塩素中和をする
 こうして塩素中和した水を、飼育水と同じ温度にあわせて水を換えるか、点滴式でゆっくりと水槽に入れていくかたちを取ります。
 

 つまりフィルターというものは、水槽で魚を飼育する上で絶対に必要なものと言うわけではありません。無くても飼育できますが、管理が大変になると言うことを覚えて置いてください。ちなみに、フィルターも濾過バクテリアの住処になり、より安定した効果を発揮してくれます。
 濾過のサイクルは次のようなものです。
アンモニア→亜硝酸→硝酸塩(→窒素)
(猛毒)  (毒) (ほぼ無害)
カッコで囲んである、硝酸塩から窒素へのサイクルは、脱窒と言いまして、通常の水槽ではこれは行われません。つまり、硝酸塩だけはどうしても溜まっていきますので、定期的な水換えは必要になるわけです。

続きが気になる方はこちら
タグ:飼育器具
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2008年12月03日

NISSO INNO β4000

 今回は飼育器具のご紹介です。熱帯魚・観賞魚を飼育する上で必ず必要になってくるものは色々とあるのですが、まず第一回目のご紹介はエアーポンプです。
 エアーポンプで最も評判のいいのは水作「水心」シリーズです。とにかく静かで、吐出量の調整も出来、信頼性にも定評がありますね。でも今回はあえてちょっとひねくれたものをご紹介します。


ニッソーエアーポンプ INNO(イノ)β4000(ウレタン製防振パッド付)です。

製品仕様は以下の通りです。

定格電圧:AC100V 50/60Hz
定格消費電力:3.5W(50/60Hz)
吐出量:3.5リットル/分((50Hz)
吐出圧力:0.10kg×2/cm2(50Hz)
吐出口:2口
吐出調節コック:2
適応水槽:60cm(60リットル)以下

●INNO-βシリーズは、駆動部の品質、本体ケースの構造など、あらゆる面から「静かさ」を追究したエアーポンプです。振動を吸収し音を抑えるためにゴム足を使用しています。
●本体と一体化のエアー吐出量調節コック付き、コックを回すだけで、簡単にエアーの吐出量を調節できます。

これはメーカーの文章を引用したもので、多少オーバーに書いていますね(^^ゞ
それなりに静かでしょうけど、水心ほどでは無いと思います。
ただ、こちらの品は吐出口が二つ付いていますので、複数の水槽の管理にはかなり便利です。

実は我が家では現在下記の品を使用しているのですが、これがうるさくてたまりません・・・。

ジェックス イーエアー 9000F

こちらは吐出口が4つあり、出力もそれなりにあって便利なのですが、いかんせん音が大きすぎます。家族からの苦情もあって、今回こちらの品へ鞍替えしてみます。使用に関するレポートは後日追記します。購入後のレビューはこちらから
posted by 万里パパ at 12:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 飼育器具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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