2009年09月07日

コウモリカノコガイ

【名前】コウモリカノコガイ
(学名:Neritina tahitensis)

【最大体長】 3cm

【適正水温】 10〜28℃

【適正水質】 弱酸性〜弱アルカリ性

【適合水槽サイズ】 ガラスビン〜

【原産地】奄美大島以南の南東太平洋沿岸及び河口域

【餌】 コケ、バイオフィルムなど

【飼育のコツ等】
 水質、水温に対する適応能力が高く非常に丈夫な貝です。特別に餌を与えなくても水槽内で発生するコケや有機物を食べて生きることができます。
 この貝はもともと汽水域で生活することの多い貝ですので、汽水の水槽では長期飼育できると思います。また、アルカリで硬度の高い水槽でもかなり長生きできると思います。しかし、それも絶対ではないです。
 繁殖は出来ない貝ですから、販売されているものは全て採集ものになります。
 この貝は、水槽面から剥がれ落ちると自力では起き上がれないとされていますが、実際は起き上がれます。起き上がれないのは弱っているからだと考えて間違いないでしょう。そもそも、よほどのことが無い限り(スネールイーターが攻撃してきたなど)、水槽面や石から剥がれ落ちることがほとんどないのです。ですから、落ちているのを人間が見つけて起こしてやったとしても、そうそう長生きは出来ないと考えていいでしょう。
 また、水槽面をよじ登って脱走したりしますが、2日程度なら水槽に戻せば何事も無かったように動き始めますので、「駄目かな?」と思っても水槽に入れてみてください。

【雌雄差】
 巻貝の種類はたいがい雌雄同体です、といままで書いてきたのですが、どうやら違うようです。雌雄は別で、卵を産む方がメスです。それ以外の判別方法は不明です。

【繁殖】
 両側回遊型の生涯を送りますので、淡水・汽水・海水を問わず、水槽内では繁殖させられません。ただし産卵はしますので、水槽面や石の上などに白い卵のうを産み付けることはあります。
 簡単にこの貝の一生を見て見ますと、産み付けられた卵塊から孵化したベリジャー(Veliger)幼生となり、河口域から海へ入って植物性プランクトンなどを食べて成長します。その後着底し、デトリタスや付着藻類などを食べながら河口域まで戻ってきます。
 こうした繁殖の形態は、設備の整った研究室などでも再現が難しいもののようで、アマチュアのアクアリストがどうにかできるような類のものではありませんから、繁殖に関してはすっぱりあきらめましょう。
 これは、この貝を含む「アマオブネ科」の貝全般にいえます。アマオブネ科の貝は、イシマキガイ、シマカノコガイ、イナズマカノコガイ、ドングリカノコガイ、カバクチカノコガイ、イガカノコガイ(サザエイシマキガイ)などが上げられます。

【備考】
 羽のように伸びた殻が特徴的な貝です。似たような種類にツバサカノコガイというのもいますが、コウモリカノコガイの方が、殻がより後方に伸張します。
 他のカノコガイとほぼ一緒ですが、大変丈夫で飼いやすい貝です。
 地域によっては絶滅危惧種となっていますので、安易な採集はしないでください。
 他のアマオブネ科の貝と同じように、水槽面に小さな卵を産み付けますが、孵化する事は無いので目障りならスクレーバーで取り除きましょう。
 飼育したことが無いのでコケ取り能力については不明です。

※我が家では未導入
写真から購入ページへ飛べます。

タグ:巻貝
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2009年09月06日

スカーレットシュリンプ

【名前】スカーレットシュリンプ
(学名:Halocaridina rubra、別名:ホロホロシュリンプなど、原地名:ōpaeʻula)

【最大体長】1.5cm

【適正水温】20〜28℃

【適正水質】pH7.5〜9.5

【適合水槽サイズ】小型水槽以上

【原産地】ハワイ

【餌】コケ、バイオフィルム、シュリンプフードなど

【飼育のコツ】
 このエビは汽水域のエビです。しかし、大変丈夫なため淡水でも海水でも飼育できるでしょう。
 原産地では、地下水が染み出てきてできた池に、たまに海水がかぶるような海際の池に住んでいるようです。そこでの塩分濃度を比重で言うと1.0145程度だそうです。しかし、これほど厳密な数値を再現しなくても飼育できます。
 亜硝酸濃度にもそれほど敏感ではなく、他のエビならすぐ死んでしまうような環境でも生きていけます。瓶詰めで売られていることからして、その強靭さは想像できるでしょう。瓶詰めの商品名はホロホロです。

 お金に余裕がある方は救い出してやってください。
 汽水で、スピルリナ錠剤やクロレラ錠剤などを与えて飼育し、適度に水換えしてさえいれば相当長生きするようですし、簡単に繁殖もするようです。
 汽水で飼育しようと思う方は、是非人工海水の元を使用してください。比重はおおよそで大丈夫だと思いますが、心配な方は比重計も買うと良いでしょう。


 塩分を含んだ水で飼育すると言うことは、常に塩だれと漏電の危険と戦わなければなりません。ある意味これが一番厄介で、このエビを飼育する上での一番高い壁になると思います。
 ただ飼育するだけなら、サンゴ砂などでアルカリ性に傾けた水質で飼育すれば淡水でもできるでしょう。ただし、ゆっくりと馴致していくことが大事だと思います。
 強い水流は嫌いますので、フィルターには気をつけましょう。過密飼育でなければ、ゆるやかな流れさえあれば、それほど濾過能力は考えなくても良いかもしれません。
 
【雌雄の差】
 オスの方がいくらか小さく、メスは腹節が膨らんでいます。

【繁殖】
 陸封型の小卵型ということで、しいて言うならスジエビに近いかもしれません。
 繁殖の際には塩分濃度が低めの方が良いという情報もあります。問題は、ゾエア期間中の稚エビの餌です。一番良いのはグリーンウオーターでしょうけど、いきなりは用意できませんよね・・・。
 順調に回っている水槽なら、少しずつでも増えていくとは思います。

【備考】
 ハワイ原産の綺麗な小さいエビです。
 しかし汽水での飼育と言うのは初級者(私も含めて)にはハードルが高いです。十分に勉強してから購入されることを強く推奨します。

※我が家では未導入
写真から購入ページに飛びます。

posted by 万里パパ at 16:40 | Comment(2) | TrackBack(0) | エビ類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月03日

バジス・バジス

【名前】バジス・バジス
(学名:Badis badis)

【最大体長】6cm

【適正水温】20〜26℃

【適正水質】pH6.0〜7.5

【適合水槽サイズ】小型水槽以上

【原産地】インドなど

【餌】生餌(ブラインシュリンプ、冷凍赤虫)、スネール

【飼育のコツ】
 小さな美しい魚ですが、人工飼料に餌付かせるのが難しく、餌付けできないまま落としてしまったと言う話を良く聞きます。
 ブラインシュリンプや冷凍赤虫などは良く食べるようですので、これらを与えてちゃんと栄養を与えましょう。餌食いが遅い方なので、早い魚と一緒に飼育すると餌が回らない可能性があります。
 オス同士は小競り合いをしますので、縄張りをもてる程度広い水槽で飼育するか、縄張りが持てない位の数で飼育するといいでしょう。メスは穏やかで、何匹か一緒にいても大丈夫なようです。
 混泳はなかなか微妙ですが、小型のコリドラス類等とは問題が無いでしょう。しかし、繁殖を楽しみたいのであれば単独飼育がいいでしょう。
 スネールは稚貝なら食べますが、殻は残しますのでご注意ください。

【雌雄の差】
 オスは色が派手で少し大きくなります。鰭も伸張します。メスは地味で小型です。

【繁殖】
 産卵や繁殖の形態はドワーフシクリッドに似ているようです。

【備考】
 この魚を導入しようと言う人は、ほぼ恐らくスネールの被害に苦しんでいある人でしょう。
 しかし、この魚はもちろん貝の身しか食べませんので、残された貝殻が水の硬度を上げていきます。そのくせこの魚はどちらかと言うと弱酸性の軟水を好みますから、残された貝殻は取り除いた方が良いでしょう。
 英名ではカメレオンフィッシュと言う位、体色を変化させ、飼育者の目を楽しませてくれるでしょう。

※我が家では未導入。
写真から購入ページへ飛びます。

タグ:その他
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2009年08月28日

ノーザンバラムンディ

【名前】ノーザンバラムンディ
(学名:Scleropages jardinii)

【最大体長】90cm

【適正水温】23〜37℃

【適正水質】pH6.0〜7.5

【適合水槽サイズ】120×60水槽以上(できれば180×60)

【原産地】オーストラリア、ニューギニア

【餌】生餌(小赤など)、コオロギ、ミルワーム、人工飼料など。

【飼育のコツ】
 けっこう難しい魚です。小さめの水槽で飼育すると必ず目垂れ(眼球が下を向いてしまうこと)が起きます。また、飛び出そうとして魚体に傷が付きますし、餌をねだるために水槽面にあごをこすりつけるため、擦り傷やタコが出来てしまいます。
 大変に水を汚すため、すぐにpHは落ちていきます。水が富栄養化していきますのでコケもかなり発生します。
 水槽の奥行きは体長の1.5倍必要と言われますが、この魚の最大長は90cmですから、奥行きが1.2mもの水槽を用意すべきなのかもしれません。したがって、本来必要なサイズの水槽は、3m×1.5m程度のものになります。深さもそれなりに必要ですから、およそ4500リットルの水槽、重量はおそらく5トンほどのものが必要になるでしょう。
 くどいようですが、あくまでも状態良く、と言うことです。ただ飼育するだけなら、おそらく90水槽でも行けると思います。
 底砂は無い方が良いでしょう。敷く場合はごく薄く敷きます。水草はあきらめましょう。しいて言うならば、浮草なら大丈夫です。浮草を水面一杯に浮かべておくと、飛び出しの抑止効果があるようです。水槽の鑑賞面以外も暗い色のバックスクリーンなどを貼ることによって魚を落ち着かせることが出来るようです。
 フィルターは強力なものが必要です。幼魚のうちはともかく、大きくなったら水槽の適合サイズを2台稼動するぐらいの気持ちで行きましょう。
 混泳は、やっている人はいますが、お勧めはしません。
 飛び出しは要注意で、蓋の上に重りを載せましょう。驚くとガラス面に突進して怪我をすることもあるでしょう。

【雌雄の差】
 不明です。分かる人がいたら教えてください。

【繁殖】
 超大型水槽や池を用意できるなら可能かもしれません。メスが口で育てるマウスブルーダーのようです。
 普通のアクアリストはキッパリあきらめましょう。

【備考】
 ウロコに独特の模様が入る、なかなか美しいアロワナです。
 アロワナの類は設備はもちろん、餌代も物凄くかかりますので、普通のサラリーマンには難しいと思います。決してお気楽に飼える熱帯魚ではありません。成長して飼いきれなくなって密放流を行う人が後を絶ちません。私から言わせると、販売する全ての魚にマイクロチップを埋め込み、購入した人間を登録するぐらいしないといけないのではないかと思います。
 ちなみに、釣りで有名な「バラムンディ」とは別種です。現地では「サラトガ」と呼ばれているようです。

写真をクリックすると購入ページが開きます。

posted by 万里パパ at 22:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 古代魚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月26日

エピプラティス・ダゲッティ

【名前】エピプラティス・ダゲッティ
(学名:Epiplatys dageti)

【最大体長】7cm

【適正水温】20〜27℃

【適正水質】pH6.0〜7.5

【適合水槽サイズ】30水槽以上

【原産地】西アフリカ シエラレオーネ、コートジボアール、リベリアなど

【餌】生餌(ブラインシュリンプ、ミジンコ、冷凍赤虫)、人工飼料

【飼育のコツ】
 飼育自体はアフリカンランプアイと大差ありません。
 卵生メダカは水流を嫌う事が多いですが本種はそれほどでもないようです。水草を大量に入れた水槽ならノンフィルターでも飼育できます。
 一般的には、古いこなれた水を好み、軟水〜中硬水まで適応する丈夫な魚だといわれています。
 水温はどちらかと言うと低水温を好みますが、繁殖期には24〜26℃程度が望ましいとも言われています。底床は有っても無くても良いですが、無い方が管理が楽です。
 高水温を嫌いますので、夏場の高水温対策には気を使うべきです。
 また、飛び出しがありますので、蓋は必須です。隙間などもウールなどでふさいだ方が良いでしょう。それが難しい場合は、浮草を大量に入れておくと飛び出しの防止になります。

【雌雄の差】
 生後3ヶ月ほどになると、オスは各鰭が伸張し、色が出てきます。また、オスのほうが尻鰭が大きくなります。

【繁殖】
 卵生メダカの非年魚です。
 繁殖は簡単だといわれています。ほとんど日本のメダカの卵を取るのと同じだと考えて良さそうです。
 オス1匹とメス2〜3匹の組み合わせが繁殖効率が良いようです。
 一番簡単な方法としてモップと呼ばれるアクリル毛糸の束(すだれ状にしたもの)を入れてやり、そこに産み付けられた卵を別の小型水槽などに移すと言うのがあります。
 かびた卵などはすぐに取り除いた方が良いでしょう。孵化した稚魚は、最初からブラインシュリンプを食べることが出来るようです。
 なお、リシアなどが大量に浮かんでいるような環境なら、いくらかの稚魚が残るという話もあります。

【備考】
 エピプラティス属の中でもポピュラーな種で、シックな色合いながらも非常に美しい種です。縞模様と黄色と青の尾ビレが特長で、オスは喉元が赤く色づきます。飼育、繁殖も容易です。発情したオスは若干気が強いですが、同程度の大きさの魚ならほとんど問題なく混泳できます。水面付近をよく泳ぐので浮上性のエサが良いでしょう。明るい色の水草によく映えます。

写真から購入ページへ飛びます。

タグ:卵生メダカ
posted by 万里パパ at 21:28 | Comment(2) | TrackBack(0) | メダカ(卵生) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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